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大手製造メーカー勤務。普段気になったこと、ビジネスモデル考察、本の感想などについて書いていきます。

喫煙を「見る」のも成人になってからを推奨する という違和感

本日、ホットな話題として以下のニュースがあがっていた。 

簡単に言うと、喫煙シーンが喫煙を助長するという内容だ。

これに違和感を感じたのは私だけではないと思う。

 

www3.nhk.or.jp

 

 

そもそもWHOってなにもんだよ?って人は少ないと思うが、とりあえずWikipediaから引っ張ってみる。

 

世界保健機関(せかいほけんきかん)は、人間の健康を基本的人権の一つと捉え、その達成を目的として設立された国際連合の専門機関(国際連合機関)である。略称は英語式(WHO)と仏語式(OMS)で異なる。日本をはじめ多くの国では英語略称のWHO(ダブリュー・エイチ・オー)が多用される。(以下「WHO」と表記する。読みについては後述)1948年設立。本部はスイス・ジュネーヴ。設立日である4月7日は、世界保健デーになっている。WHOでは「健康」を「完全な身体的、精神的及び社会的 福祉の状態であり、単に疾病又は病弱の存在しないことではない」(WHO憲章前文)と定義しており、非常に広範な目標を掲げている。

そのために、病気の撲滅のための研究、適正な医療・医薬品の普及だけでなく、ベーシック・ヒューマン・ニーズ(BHN)の達成や健康的なライフスタイルの推進にも力を入れている。また組織の肥大化と共に企業との癒着構造が問題として指摘されている

 

その根拠は確かなのか?

 

確かに、喫煙は健康に害する為、喫煙を制限する方向に働くのは最もだ。ニュース本文には「喫煙を始めた未成年のうち37%が映画などをきっかけにタバコを吸い始めたという調査結果もある」という根拠を示しているが映画がなかったらすわなかったというわけではないだろう。

このニュースに対し、どちらかと言えば否定的な態度を私はとっているが、自分自身は喫煙をしていないし、したこともない。だからこそ非常に違和感を感じるのかもしれない。

 

いまに始まった話ではない

 

映画やテレビなどでの喫煙シーンに文句が入るのは今回が初めてではない。記憶に新しい出来事では宮崎駿氏の「風たちぬ」で日本禁煙学会が苦情を出した。この苦情に対して情報番組やブログ、ツイッターなどで賛否両論あった。

確かに、風たちぬではたびたび喫煙シーンが入る。しかし、当時の情勢やエンジニアの行動パターンなどをリアルに表現するには喫煙が無視できない行為であった可能性がある。

 

タバコだけが対象なのか?

あまりこんなことを言いたくは無いが 、飲酒や暴飲暴食、ドラッグ、殺人、詐欺、窃盗などが映画やテレビなどで頻繁に登場する。まったくの同類というわけではないが、タバコはダメでこれらはよいという話だとつじつまがあわない。

しかし、すべてが禁止・自主規制になっては映画やテレビといったコンテンツが非常につまらないものになってしまうと思います。喫煙シーンだって同じように映画やテレビなどの演出のアクセントになる行動であるため、私は規制をする必要は無いと思います。

 

 

 

 

こんな話が出るたびに喫煙について考えさせられます

 

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